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「スキルライブラリ」は、AI に「ある種類のタスクをどう処理するか」を伝えるための機能です。処理の流れをステップに分けたスキルとして書き、どの会話で使うか、どのツールを呼び出せるかを指定します。ナレッジベースが AI の「何を知っているか」を担うのに対し、スキルライブラリは「どう動くか」を担います。

このページが必要なとき

  • AI は答えを知っていても処理の順序が違う(確認すべきことを確認せず、呼ぶべきツールを呼ばない)ので、この種のタスクを決まった流れに固定したい。
  • ある種類の質問への対応 SOP を蓄積したい(例:「商品提案」「アフターサービスに関する異議対応」)。毎回同じ順序で AI に実行させられます。
  • スキルの利用範囲やツールを限定したい。顧客との会話または責任者との会話だけで使う、呼び出せるツールを指定する、といったケースです。
  • あるスキルを今は使いたくない。まず一覧でスイッチをオフにして様子を見て、削除はしない。

アクセス方法

左側メニュー → スキルライブラリ。スキルライブラリは左側メニューの独立した項目で、「ナレッジベース」グループの下にはありません。ページタイトルは「スキルライブラリ」、説明は「顧客の質問に対応する AI スキルを管理します。」です。 スキルライブラリは「現在の管理ウィンドウ」ごとには保存されません。左側の「現在の管理ウィンドウ」を切り替えても、ここにあるスキル一覧は切り替わりません。
スキルライブラリの一覧ページ:上部に「スキルを検索」の入力欄と「スキルを追加」ボタン。下の表は「スキル名」「いつ使うか」「ステータス」「操作」の列でスキルを一覧表示し、各行にステータスのスイッチと行操作があります

操作手順

1

一覧でスキルを見つけ、「適用中 / 未適用」を確認する

「スキルを検索」にキーワードを入力すると、一覧がスキル名と「いつ使うか」の内容で即時に絞り込まれます。あらためて検索ボタンを押す必要はありません。一覧では作成したスキルが前に、組み込みスキルが後ろに並びます。「ステータス」列はスイッチとバッジの組み合わせです。オンは「適用中」、オフは「未適用」と表示されます。スイッチをクリックするとすぐに反映され、確認ダイアログはありません。失敗すると「ステータスの変更に失敗しました。再試行してください。」と表示され、スイッチは元の状態に戻ります。
  • 組み込みスキルには「組み込みスキル」のバッジが付き、「操作」列には「表示」しかありません。
  • 作成したスキルの「操作」列は「⋯」メニューで、「表示」「編集」「削除」が含まれます。
判断の目安:スイッチの状態と「適用中 / 未適用」のバッジが一致していること。調整したいスキルが見つかっていること。注意:検索結果がないときは「一致するスキルがありません。別のキーワードをお試しください。」、一覧が空のときは「スキルはまだありません。追加して設定を始めましょう。」と表示されます。
2

「スキルを追加」をクリックし、「スキル名」と「いつ使うか」を入力する

右上の「スキルを追加」をクリックして編集ページを開きます。既存のスキルを編集するときのタイトルは「スキルを編集 · スキル名」です。
  • スキル名:必須です。何ができるかを短い名前で表します。例:「アフターサービスに関する異議対応」。空欄のまま作成をクリックすると「スキル名は必須です」と表示されます。
  • いつ使うか:顧客が何を尋ねてくるか、このスキルで何を解決できるかを書きます。AI はここを見てスキルを使うかどうかを判断します。
判断の目安:2つの入力欄に内容が入っていること。右上のボタンが「スキルを作成」(編集時は「変更を保存」)になっていること。
スキル追加の編集ページ:フォームには「スキル名」「いつ使うか」「AI の対応手順」「どの会話で使うか」などの項目があり、右上に「スキルを作成」ボタンがあります
3

「AI の対応手順」を書く

処理のステップを順番に書きます。まず何を判断するか、情報が足りないときにどう確認するか、検索が必要なときに何を調べるか、最後にどう返信するか、検索に失敗したときはどうするか。スキルが発動すると、AI はここに書いた手順に従って処理します。呼び出すツールや失敗時の対応も書けます。
  • 編集欄が空のときは、下に「入力の枠組みを挿入」ボタンがあります。クリックすると5ステップのテンプレート(まず確認すること → 情報が足りないとき → 検索が必要なとき → 顧客への返信 → 検索に失敗したとき)が入力され、白紙から書くより早く仕上げられます。
  • 「/」を入力すると関連ツールの一覧が表示され、選んだツールはタグとしてこの手順の中に書き込まれます。
判断の目安:流れに明確な順序と分岐ごとの対応があり、ひと言の概要で終わっていないこと。
4

「どの会話で使うか」と「使用するツール」を選ぶ

「どの会話で使うか」は3つから1つを選びます:
  • 責任者との会話:AI が責任者に確認したり、進捗を報告したり、担当者の支援を求めたりするときに呼び出せます。
  • 顧客との会話:AI が顧客へ返信したり、顧客の質問をフォローしたり、依頼に対応したりするときに呼び出せます。
  • 両方で使う:AI と責任者、AI と顧客のどちらの会話でも呼び出せます。
「使用するツール」は既定では折りたたまれていて、見出しをクリックすると展開します。新規作成時は「ツールを自動で選ぶ」が既定で選ばれており、「ツールを手動で選ぶ」に変更もできます:
  • ツールを自動で選ぶ:作成後、スキルの内容に基づいてシステムがツールを選びます。
  • ツールを手動で選ぶ:カテゴリごとにツールにチェックを入れます。カテゴリを展開して1つずつ選ぶことも、カテゴリ自体にチェックを入れてそのカテゴリのツールをまとめて選ぶこともできます。何も選ばずに保存すると、スキルにツールは関連付けられません。
判断の目安:会話の種類が実際に使う範囲と一致していること。手動選択の場合は必要なツールにチェックが入っていて、パネルを折りたたむと概要が「手動選択中。展開して変更できます」と表示されること。注意:「ツールの選択方法」は新規作成時にのみ選べます。既存のスキルを編集するときは、ここにツールのチェックボックスが直接表示されます。すべての選択を外して保存すると、このスキルにはツールが関連付けられなくなります。
5

保存して確認する

右上の「スキルを作成」(編集時は「変更を保存」)をクリックします。成功すると「保存しました」と表示され、ページは一覧に戻ります。判断の目安:一覧にこのスキルが表示され、ステータスが「適用中」になっていること。新規作成したスキルは既定で有効です。すぐに使いたくない場合は、一覧に戻ってスイッチをオフにします。注意:「スキルの内容は保存されましたが、後続の設定が完了していません。この画面で再試行してください。」と表示されたときは、スキルの内容はすでに保存されており、有効化またはツールの関連付けだけが完了していません。この画面にとどまり、ボタンが「変更を保存」に変わっているので、もう一度クリックして再試行します。二重に作成されることはありません。
6

表示・編集・削除

スキル名または「表示」をクリックすると詳細ページが開きます。内容は「いつ使うか」「AI の対応手順」の2つのセクションで表示され、上部に「組み込みスキル / 作成したスキル」と「適用中 / 未適用」のバッジ、左上に「スキル一覧へ戻る」があります。
  • 編集:作成したスキルは、詳細ページ右上の「編集」、または一覧の「⋯」メニューの「編集」から行います。変更後は「変更を保存」をクリックします。
  • 組み込みスキル:内容は変更できません。詳細ページに「組み込みスキルの内容は編集できません。一覧で有効・無効を切り替えられます。」と表示され、編集・削除の入口もありません。
  • 削除:作成したスキルは「⋯」メニューの「削除」を選びます。「このスキルを削除してもよろしいですか?」の確認ダイアログにスキル名が表示され、確定するとすぐに削除されます。
判断の目安:詳細ページの2つのセクションが入力した内容と一致していること。削除後は一覧にそのスキルが表示されないこと。注意:削除は元に戻せません。未保存の変更があるときに「スキル一覧へ戻る」をクリックするか、メニューを切り替えると、「未保存の変更を破棄しますか?」が表示されます。「編集を続ける」を選ぶと、そのままページにとどまれます。

チェックポイント

  • 一覧で対象のスキルのステータスが「適用中」で、スイッチとバッジが一致している。
  • 作成・変更の後に「保存しました」が表示され、一覧と詳細ページの内容が入力した内容と一致している。
  • 「いつ使うか」に発動する場面が書かれ、「どの会話で使うか」が実際に使う場面をカバーしている。

注意事項

作成したスキルの削除は元に戻せません。確定するとすぐに削除され、復元できません。一時的に使わないだけの場合は、先にスイッチをオフ(「未適用」)にして設定を残してください。
スキルを編集するときにツールのチェックをすべて外して保存すると、このスキルにはツールが関連付けられなくなります(画面には「すべての選択を外して保存すると、このスキルのツール関連付けはなくなります。」と表示されます)。ツールを入れ替えたいだけの場合は、不要なもののチェックを外し、使うものにチェックを入れてから保存してください。
スキルとナレッジの役割は異なります。ナレッジベース(ナレッジ生成、ナレッジ最適化、ナレッジ管理)は AI の「何を知っているか」を担い、スキルライブラリは「どう動くか」を担います。同じ質問でも、ナレッジが答えを提供し、スキルが処理ステップとツール呼び出しを決めます。
一覧で「組み込みスキル」のバッジが付いているのは、システムが提供するスキルです。内容は読み取り専用で、有効・無効の切り替えはできます。バッジのないものは作成したスキルで、編集と削除ができます。
書き方が分からないときは、まずいくつかの組み込みスキルを「表示」して、「いつ使うか」と「AI の対応手順」の書き方を参考にしてください。
スキルが実際に呼び出されたかを確認したいときは、明細データ で該当の問い合わせを開き、「メッセージ処理チェーン → 実行ステップ」の「スキル呼び出し」を見ます。呼び出されていればスキル名が表示され、呼び出されていなければ「なし」と表示されます。

よくある質問

AI が設定したスキルを使いません。まず何を確認しますか?

順番に確認します。一覧のステータスが「適用中」か(スイッチがオンか)。「いつ使うか」に、顧客が何を尋ねてくるか、このスキルで何を解決できるかが書かれているか(AI はここを見て使うかどうかを判断します)。「どの会話で使うか」が現在の場面をカバーしているか(「責任者との会話」だけを選んだスキルは顧客との会話では呼び出されません)。ツールが必要な場面で、ツールが関連付けられているか。すべて問題なければ、明細データ の「実行ステップ → スキル呼び出し」で、このターンに実際に呼び出されたかを確認します。

スキルを編集するときに「ツールを自動で選ぶ / ツールを手動で選ぶ」が見つかりません。なぜですか?

「ツールの選択方法」はスキルの新規作成時にのみ選べます。既存のスキルを編集するときは、「使用するツール」を展開してチェックを直接調整します。すべての選択を外して保存すると、このスキルにはツールが関連付けられなくなります。

組み込みスキルはなぜ変更できないのですか?

組み込みスキルの内容はシステムが提供するもので、変更できません。一覧で有効・無効の切り替えはできます。別の手順が必要な場合は、「スキルを追加」から作成したスキルを書いてください。

「スキルの内容は保存されましたが、後続の設定が完了していません。この画面で再試行してください。」と表示されるのはどういう意味ですか?

スキルの内容は保存されていますが、有効化またはツールの関連付けが完了していません。この画面にとどまり、右上のボタンが「変更を保存」になっているので、もう一度クリックして再試行してください。二重に作成されることはありません。

スキルを削除したあとに復元できますか?

できません。削除は元に戻せません。一時的に使わないだけの場合は、スイッチをオフにして設定を残してください。